高い技術力が可能にするTALOログハウスの快適・安全の理由
ログは吸放湿を繰り返して室内の湿度を調整する

下のグラフはTALOログハウスに用いられるフィンランドパインと、石膏ボードの吸湿性と放湿性を比較したものです。12時間の吸湿試験ではフィンランドパインが湿気を吸収し続けたのに対し、石膏ボードは開始2時間ほどで吸湿の限界に達し、12時間後の吸湿量の差は約4倍と大きく開きました。さらに12時間の放湿試験を行ったところ、フィンランドパインはゆっくりと湿気を放出し続けましたが、石膏ボードはすぐに原状に戻りました。
このようにログ材は吸放湿を繰り返すことによって、室内の湿度を調整する調湿性能を持っていることがわかります。これまではログハウスオーナーの実感として語られてきた「洗濯物がよく乾く」「カビが発生しにくい」という事実が、データで裏づけられたわけです。

 

有害化学物質の発生が少ないログという天然素材の実力

厳選したフィンランドパインや国産の杉、檜といった天然素材を多く使用するTALOログハウスは、有害化学物質を発生する可能性が低い建物です。右のグラフは実際に都内に建っているTALOログハウスで、VOC(揮発性有機化合物)の空気中濃度を測定したものですが、すべての物質が厚生労働省の定める指針値以下という結果でした。

天然の木に囲まれた部屋はホコリも舞いにくく、静電気の発生もないため、ハウスダストによるシックハウス症候群にもなりにくいと考えられます。また、天然の木が発生するフィトンチッドには、リラクゼーション効果や皮膚・呼吸器の症状改善、アレルギー性疾患の予防・改善、がん細胞の攻撃に効果的に働くナチュラルキラー細胞を活性化する、といった効果もあります。

 

総ログ総2階建てログハウスが地震に強い理由とは

直下率とは、2階の壁の直下に1階の耐力壁がどれくらいあるかという割合のことで、2階までログを積む「総ログ構造」のTALOログハウスは、建物の上下階がともに壁式構造のため、直下率の割合が高くなる傾向にあります。右のグラフは住宅瑕疵保険が使われた建物の直下率別の事故事例割合を調べたもので、直下率が50~60%を超えると地震での倒壊を含む事故の割合が減少することがわかります。




2016年に発生した熊本地震では各地に甚大な被害が発生しましたが、熊本県南阿蘇村に建つTALOログハウスは、建物の内外ともに目に見えるような損傷がほとんどありませんでした。この建物の直下率を調べたところ、80%を超えていることがわかりました。


 

 

蓄熱性能による温度変化の少なさが快適で経済的な住空間を実現する
TALOがこだわる総ログ構造の建物と、1階だけがログの「混構造」の建物について、温熱環境シミュレーションによって室温変化を比較したところ、混構造の建物はグラフが左右に広がり温度変化が大きいのに対し、総ログ構造の建物は温度変化が緩やかで、最低室温と最高室温の差が小さいことがわかりました。総ログ構造の建物は夏季でも室温が高温になりにくく、電気代(冷房)は混構造に比べ24%の削減となります。さらに窓を開けて通風を行うと冷房費削減効果はより高くなり、電気代は40%の削減となりました。このシミュレーションを寒冷地で行った際も同様の結果が出ており、暖房においても総ログ構造は混構造に比べると10%の電気代(暖房)削減となりました。このように蓄熱性能がより高い総ログ構造は温度変化が少なく、経済的なメリットだけでなくストレスのない快適な空間の実現に貢献します。

 

 

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