ログハウスの室内空気環境

これまでフィンランドの全住宅に占めるログハウスの割合は10%ほどでしたが、その数は年々増加傾向にあり、新たに家を建てる人の約25%がログハウスを選んでいるそうです。
ログハウスには健康と環境に対するアドバンテージがあることを、フィンランドの人たちはとてもよく知っているのです。

 

有害化学物質の発生が少ないログという天然素材の実力

住空間の空気環境に対する意識が高まっているなか、天然素材である木を多く使うログハウスは、有害化学物質の発生が少ない建物として注目されています。右のグラフは実際に東京都内に建っているTALOログハウスで、VOC(揮発性有機化合物)の空気中の濃度を測定したものですが、すべての物質の数値が厚生労働省の「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」が定める、室内濃度指針値以下という結果になりました。

世間では「高気密・高断熱」の家が一般的になっていますが、ビニールクロスや建材の接着剤などから発生した大量のVOCが換気されずに室内にこもってしまえば、シックハウス症候群の発症にもつながりかねません。その点、天然の木はフィトンチッドを発生するので、リラックス効果や皮膚・呼吸器の症状改善、アレルギー性疾患の予防・改善、がん細胞の攻撃に効果的に働くNK細胞を活性化する効果など、数多くのメリットもあるのです。

 



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