平屋の間取りはどう決める?重要性と坪数別にログハウス実例集をご紹介

これから家を建てようとするとき、悩むのはその間取りです。後から後悔しないためにも、リビングスペースや子供部屋の広さ、位置、収納スペースの確保など、考えることはたくさんあります。
特にログハウスでも人気の平屋住宅は、2階建て住宅よりも間取りの工夫が必要です。
そこで、この記事では、平屋住宅の間取りを決める際の重要ポイントの解説と、TALOのログハウスの実例をまじえて坪数別に間取りをご紹介します。

平屋の間取りを決めるときの重要ポイント

平屋の間取りを決める際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • リビングスペースの広さ
  • 子供部屋と親の寝室の位置
  • 敷地面積を考慮した部屋数や広さ
  • 効率の良い生活動線

それぞれについて解説します。

リビングスペースの広さ

リビングは家族でくつろぐ空間です。家族全員がくつろげる広さを確保する必要があります。
また、リビングとダイニング、キッチンが一緒になった空間であれば、料理をしている間も家族で会話を楽しむことができます。


子供部屋と親の寝室の位置

子供部屋は、平屋の間取り決めで意外と失敗しやすい空間です。
子供が1人なら、どの位置に子供部屋を持ってくるかを考えるだけで良いですが、2人以上となるとプライベート空間を確保するだけでも大変です。
子供が小さいうちは、きょうだいと一緒の部屋で良くても、年齢が大きくなるにつれて一人部屋を求められることになるでしょう。特に、性別の違うきょうだいの場合には、間仕切りを設けて別々の部屋にする必要が出てきます。
また、親の寝室との位置関係も考えなければいけません。
親と子では意外と生活時間、特に就寝時間に違いが出てきます。防音がしっかりできているなら隣同士の部屋でも問題ありませんが、生活音が聞こえる場合は親の寝室と子供部屋は離れた位置に設ける方が、お互いに気を遣わずに自由にくつろぐことができます。

敷地面積を考慮した部屋数や広さ

平屋の場合、2階建てと同じ部屋数をワンフロアに収めようとすると、より広い敷地面積が求められるため、敷地面積が広くなる傾向にあります。リビング、キッチンなどの水回り、風呂やトイレ、収納スペース、といった最低限のスペースを確保したうえで、部屋の数や広さは絞る必要があります。
そのため間取りを考えるときは、事前に自分の荷物を把握して収納スペースの数を考えたり、将来子供が巣立つことを考慮して子供部屋を大きくしすぎないようにするなど、どういう使い方をするのかイメージしておくことが重要になります。
あこがれの書斎やパントリー、大きなウォークインクローゼットなど、実際に建てる敷地面積をしっかり考慮して設置するかどうかを考えるようにしましょう。

効率の良い生活動線を考える

家事を効率よく行うために生活動線から間取りを考えることも重要です。
例えば、水仕事をするキッチンと洗面脱衣所を近くにまとめることで、家事動線に無駄が無くなり、日々のストレスの軽減にもつながります。そのほかにも、洗面脱衣所に収納場所を作らなかったことで移動が増えてしまうケースもあるため、生活を送るうえで生活動線を考えることは重要なポイントとなります。

平屋を建てるときにできる工夫

快適な生活を確保するために、平屋を建てる時にできることがあります。

ロフトを設置する

空間をうまく活用して収納スペースを確保したい方には、ロフトの設置がおすすめです。
家族全員の荷物を収納できる広いロフトを設けたりすることで、季節に応じて家電や洋服を片付けておくことができます。

家の形や窓の位置を工夫する

平屋住宅は2階建て住宅と比較すると建物が低い分、中心部の日当たりや風通しが悪くなりがちです。また、近隣の建物が高い場合も外から光が入りづらくなります。
そのため、家の形をコの字型やロの字型、L字型にして家の中央からも光を入れやすくしたり、採光に考慮しながら大きめの窓や天窓を設置したりすることで明るい家を作ることができます。
 

 
実例集実例集

【坪数別間取り】平屋のログハウス実例集

ここからは、TALOの平屋ログハウスの実例を、坪数別にご紹介していきます。

平屋10坪〜15坪未満(33㎡〜50㎡未満)の間取り

平屋モデル「HI-8R」プランの場合


床面積 46.8㎡(14.16坪)
テラス 7.2㎡(2.18坪)

居住人数1人~2人程度の狭小タイプです。
ウッドデッキ部分に屋根が付いているため、雨の日でも楽に出入りできます。内部の壁面をアレンジすれば、広い部屋を確保することも可能です。
また、寝室の上にロフトを設ければ、収納スペースも十分に確保できます。

平屋モデル「HI-8R」プランのアレンジ実例①


延床面積 59.17㎡(17.9坪)
1F 47.25㎡(14.3坪)
ロフト 11.92㎡(3.6坪)
テラス 9.45㎡(2.9坪)

寝室の上だけでなく、洗面脱衣室の上にもロフトを設けることで、十分な収納を確保しています。
さらに、玄関は土間を延長して薪ストーブを設置。白を基調とした塗装で、モダンなイメージに仕上げています。


平屋モデル「HI-8R」の実例①の詳細はこちら
https://www.talo.co.jp/example/ex-hi8r-02/

平屋モデル「HI-8R」プランのアレンジ実例②


延床面積 40.41㎡(12.2坪)
1F 40.41㎡(12.2坪)
テラス 9.27㎡(2.8坪)

HI-8Rを大胆にアレンジしたタイプです。ウッドデッキの奥行きを広くし、デッキでもゆったりとくつろげるようにしました。窓は掃き出しタイプに変更しています。

洋室をひとつにし、水回りをまとめることで、リビングダイニングを広く確保しています。


平屋モデル「HI-8R」の実例②の詳細はこちら
https://www.talo.co.jp/example/ex-hi8r-0/

15坪〜20坪未満(50㎡〜66㎡未満)の間取り

平屋モデル「HI-4A」プランの場合


延床面積 62.1㎡(18.7坪)
テラス 13.5㎡(4.0坪)

広めのリビングやゆったりとしたデッキ、収納付きの玄関のある2LDKで、永住するのに最適なタイプです。
玄関がログウォールによってリビングと区切られているため、来客の目が気になりません。
居住人数2人~3人ほどの小さなタイプですが、デッキを縮めたり、ロフトを設けたりすれば、ゆとりのある空間になります。

平屋モデル「HI-4A」プランのアレンジ実例①


延床面積 77.76㎡(23.5坪)
1F 58.32㎡(17.6坪)
ロフト 19.44㎡(5.9坪)
テラス 23.88㎡(7.2坪)

ロフトを追加し、広々としたウッドデッキを備えたタイプです。
洋室の上にロフトを設けることで、広々とした空間を確保。居室スペースに収納が少なくても問題ありません。


平屋モデル「HI-4A」の実例①の詳細はこちら
https://www.talo.co.jp/example/ex-ha-4a-03/

平屋モデル「HI-4A」プランのアレンジ実例②


延床面積 55.80㎡(16.9坪)
1F 55.80㎡(16.9坪)
テラス 4.20㎡(1.3坪)

テラスを削り、リビングを広くしたタイプです。作品展示室はオーナーが趣味で行っている陶芸作品を飾っている部屋です。

他にも、作陶の際の宿泊や仲間と集まる場所としても活用されています。
家の真ん中には薪ストーブを設置することで、冬場でも家中が温かい空間となります。


平屋モデル「HI-4A」の実例②の詳細はこちら
https://www.talo.co.jp/example/ex-hi4a-01/

20坪〜25坪未満(66㎡〜83㎡未満)の間取り

平屋モデル「HI-36」プランの場合


延床面積 81.5㎡(24.7坪)
テラス 9.84㎡(3.0坪)

リビングダイニングを建物の中心に配置し、主寝室と和室を分離することでプライベート空間を確保しています。
また、リビングの前には縁側スペースを設けており、縁側でご近所の方と気楽に語らうことも。
もちろん、和室を洋室にアレンジすることも可能です。
居住人数2人〜4人程度の平屋タイプです。

平屋モデル「HI-36」プランのアレンジ実例


延床面積 80.19㎡(24.3坪)
1F 80.19㎡(24.3坪)
テラス 22.1㎡(6.7坪)

和室を洋室に変更し、主寝室としたタイプです。
リビングの大開口から明るい光が入りやすくなっています。
また、ドアに設けた開口からは遠くの富士山がのぞけるようになっているこだわりのある設計です。


平屋モデル「HI-36」の実例の詳細はこちら
https://www.talo.co.jp/example/ex-hi36-02/

30坪〜35坪未満(83㎡〜99㎡未満)の間取り

平屋モデル「HI-37」プランの場合


延床面積 100.89㎡(30.51坪)
1F 60.21㎡(18.2坪)
ロフト 40.68㎡(12.3坪)
テラス 13.28㎡(4.0坪)

リビングや洋室からは広々としたウッドデッキに出られるようになっています。また、リビングには大開口が設けてあるため、日が入りやすく明るい空間となっています。
片流れ屋根にすることで、広いロフトスペースを確保。リビングの上部を吹き抜けにすることで、開放的な空間となっています。

平屋モデル「HI-37」プランのアレンジ実例


延床面積 122.55㎡(37.1坪)
1F 70.14㎡(21.2坪)
ロフト 52.41㎡(15.9坪)
テラス 23.04㎡(7.0坪)

ロフト部分を有効活用し、一部をセカンドリビング、通路部分を書斎としています。
玄関に大容量の収納を作り、アウトドア用品などを収納。大容量の収納を設けることで、ロフトまで取りに行く手間を省いています。



平屋モデル「HI-37」の実例の詳細はこちら
https://www.talo.co.jp/example/ex-hi37-01/

35坪〜40坪未満(99㎡〜116㎡未満)の間取り

平屋モデル「HI-13」プランの場合


延床面積 118.26㎡(35.8坪)
1F 64.65㎡(19.6坪)
ロフト 53.61㎡(16.2坪)
テラス 16.20㎡(4.9坪)

天井が高く広々としたリビングが特徴的なタイプです。
屋根を左右に流す大きな三角屋根により、ロフト部分に広い空間を確保。間仕切りで仕切れば、居室としても使えます。

平屋モデル「HI-13」プランのアレンジ実例①


延床面積 116.54㎡(35.3坪)
1F 87.48㎡(26.5坪)
ロフト 29.06㎡(8.8坪)

テラスを縁側にし、居住スペースを広く確保したアレンジです。
個室スペースを最低限に抑え、広々としたリビングに自然と人が集まるように工夫されています。
高い天井を利用して、広いロフトスペースを確保しました。
吹き抜けを囲う様に通路を設置して、子供の勉強や遊びの空間として利用しています。家族が部屋にこもらないよう、あえてこの間取りにしたのだそうです。


平屋モデル「HI-13」の実例①の詳細はこちら
https://www.talo.co.jp/example/ex-hi13-01/

平屋モデル「HI-13」プランのアレンジ実例②


延床面積 105.17㎡(31.8坪)
1F 76.5㎡(23.1坪)
2F 28.67㎡(8.7坪)
テラス 20.4㎡(6.2坪)

1階は玄関と階段、愛車を収めるガレージが中心となっているため、2階が平屋と同じように生活空間を集約した間取りになっています。

豪雪対策用に鉄筋コンクリート造にした1階に対し、2階はログハウスを楽しみたいというオーナーのアイディアを取り入れた個性的なログハウスです。

平屋モデル「HI-13」の実例②の詳細はこちら
https://www.talo.co.jp/example/ex-hi13-02/

ログハウスの魅力とは?

自然素材でリラックス効果がある

ログハウスは丸太小屋とも言われる建物で、丸太を組み上げて造られています。
使用しているログ材はパインや杉、ヒノキなどの自然素材です。壁全体が自然素材でできているため、健康被害の心配が非常に低いのです。
さらに、自然の木材にはフィトンチッドというアロマが含まれており、ログハウスに住んでいるだけでリラックス効果を得られます。

耐熱性・蓄熱性・調湿性に優れている

ログハウスは主にカナダやフィンランド、ロシアといった寒い地域で発展した建物です。当然、寒い地域で使用される建物には断熱効果や蓄熱効果に高い性能が求められます。
ログハウスで使用される木材は、熱伝導率が低いという特徴を持っており、一度温まると冷めにくいといった蓄熱性に優れた素材です。そのため、暖房機器などで室内を暖めれば、外気温に左右されることなく暖かい空間を保ち続けられます。
また、自然の木を使っているため調湿効果があり、湿度に左右されない空間を確保できます。

耐久性が高い

ログハウスは適切なメンテナンスを行うことで高い耐久性を保つことができます。
日本最古のログハウスとして有名な奈良の正倉院は、1,200年以上たった今でも朽ちることなく建ち続けており、その耐久性の高さが伺えます。
また、安土桃山時代に起こった伏見大地震でも、平成の時代に起こった阪神淡路大震災でも正倉院は倒壊していません。このことから、耐震性にも優れていることがわかります。

まとめ

平屋住宅を建てるなら、収納スペースや生活動線など、自分のライフスタイルに合わせた間取りを考えるのが、失敗をしないコツです。そのほかにも今回のログハウス実例集のような実際に建ててある家の間取りも参考にしてみてください。
また、ログハウスでも平屋住宅は人気があり、TALOでは今回ご紹介した実例集以外のプランもたくさんご用意していますので、ぜひこちらも一緒に参考にしてみてください。

TALOの平屋モデルはこちら
https://www.talo.co.jp/products/?type=post_tag&search=model-1-stories&label=平屋#search-product

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